イチゴの育て方

科目

バラ科オランダイチゴ属

生育適温

17℃~23℃

特徴

日当たり・風通し・水はけのよい環境を好む。苗は浅く植え付け、実がついたら果実に栄養が集中するように育てていく。鳥害にあわないように注意。

 

作業カレンダー

●スタート:苗から
●栽培日数:約180~190日

栽培STEP
STEP

土の準備・ウネ立て

植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。

土が馴染んだら、幅70cm、高さ15cm程度と少し高めのウネを立て、黒マルチをしておく。


Point

▼肥料の目安量(1㎡あたり)
・苦土石灰 約100g
・完熟堆肥 約3kg
・化成肥料 約100g


STEP

苗の植え付け

土づくりを終えたら、苗を植え付ける。株間を30cm程とってマルチに穴をあけ、茎の根本にあたる膨らんだ部分「クラウン」が地上に出るように浅く植え付ける。





植え付け後はたっぷりと水を与える。

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冬から春にかけての手入れ

冬になると休眠期間に入り、枯れ葉が出てくるため、病気予防として適宜取り除く。

また、地表にツルのような「ランナー」が出てきたら、早めに根元に近い部分からハサミで切り取る(実に栄養を集中させるため)。

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追肥

春先に葉の色が黄色や黄緑色であれば、1株あたり化成肥料10g程を株元にばらまく。

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人工授粉

3月に入ると花が咲く。ハチなどによる自然受粉も可能だが、人工授粉したほうが実づきが安定する。

受粉方法は、花の中心にある雌しべ全体を刷毛などで軽く撫でるだけでよい。

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収穫

受粉後40~50日で実が赤く色づき、収穫適期となる。
3月に人工授粉をした場合、4~5月には収穫できるようになる。