
アブラナ科アブラナ属
15℃~20℃
水はけがよく涼しい気候を好む。寒くなる前までにある程度葉が育っていないときれいな球体に仕上がらないため、植え付けは9月中に行うこと。
●スタート:苗から ●栽培日数:約45~50日程度

土の準備・ウネ立て
植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。 土が馴染んだら幅60cm×高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。
▼肥料の目安量(1㎡あたり) ・苦土石灰 約100~150g ・完熟堆肥 約3kg ・化成肥料 約150g
苗の植え付け
土づくりを終えたら、苗を植え付ける。植え時の苗は、本葉が4~5枚ほどのもの。 株間を45cm程とってマルチに穴をあけ、ポットの土を崩さないように植え付ける。植え付け後はたっぷりと水を与える。

トンネルづくりと害虫駆除
害虫の被害を受けやすいため、植え付け直後から防虫ネットで隙間なくトンネルをつくる。
生育中、葉に穴が開いていたら害虫が潜んでいるため、葉の裏や隙間までこまめに確認して捕まえる。
追肥と土寄せ
追肥は次の2~3回に分けて、1回あたり化成肥料50g/㎡を株元から少し離れたところに与える。 (1) 植え付けから2~3週間後。 (2) 2週間おきに、2~3回繰り返す。 また、2回目の追肥までは、苗の安定のため株元を支えるように土を寄せる。 ※この時に下の葉が枯れていたら、病気予防のため除去する。
収穫
早生種では60日前後、晩生種では100~120日前後で収穫適期となる。
葉が渦巻いて球状になることを「結球」といい、球の頭を押してみて硬く締まっていたら採り時。
収穫方法は、球を横方向に押し倒すように手で押さえ、球と外葉の間の芯を包丁で切り取る。
また、すぐに収穫しない場合は、結球を終えた頃に外葉で全体を包んで紐で縛っておくと、畑で長期間保管できる。
