
ナス科トマト属
26~28℃
強い光を好み、日照が不足すると実がつきにくくなる。多湿を嫌うため、水やりは控え目にする。
●スタート:苗から ●栽培日数:約50~60日

土の準備・ウネ立て
植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。 土が馴染んだら幅60cm×高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。
▼肥料の目安量(1㎡あたり) ・苦土石灰 約150g ・完熟堆肥 約3~4kg ・化成肥料 約150g
(参考リンク)
苗の植え付け
土づくりを終えたら、苗を植え付ける。植え時の苗は、本葉が7~8枚、花が1つ咲き始めているもの。 株間を50cm程とってマルチに穴をあけ、花房が通路側を向くように植え付ける(収穫しやすくするため)。

支柱立て
植え付け後、90cm支柱を茎に対して斜めに交差させるように立て、麻ひもでゆるく八の字に固定する。

脇芽かき
養分を実に集中させるため、脇芽が出てきたらすべて摘み取る。 ※脇芽とは… 中心に通っている太い茎(主枝)と、横に伸びる茎(側枝)との間につく小さな芽。

誘引・摘芯
背丈が伸びてきたら、適宜株を支えるように麻ひもで支柱に八の字結びにする(=誘引)。 ※特に花房の下はいずれ実がついて重みがかかるため、必ず誘引する。 また、花房が4~6段程出来たら、それ以上伸びないように主枝の先端の芽を摘む(=摘芯)。

受粉の手助けと摘果
最初の花が咲いたら、花房を指で軽くはじいて受粉を手助けする。※一番目に咲いた花を確実に実らせると、その後の実付きがよくなるため。
また、大玉トマトの場合は、実ができ始めたらひと房につき3~4個の実を残し、余分な実は摘み取る(=摘果という)。

追肥と水やりについて
水やりは雨が一週間以上降らない時、追肥は一番目の実が膨らみだした時に限り 、様子を見る。 追肥の仕方:油粕・化成肥料を少量ウネの両側に与える。 ※肥料や水が多すぎると、実の皮が厚くなったり味が薄くなってしまう。特に肥料は一番目の実が大きくなる前に与えてしまうと、葉だけが茂り過ぎるため注意。
収穫
赤く熟したものから順に、朝の涼しい時間帯にハサミで摘み取る。 ミニトマトは開花から50日前後、 大玉トマトは60日前後で収穫できるようになり、8~9月頃まで楽しめる。
