
ナス科
20℃~30℃
夏の暑さに強く、水と肥料が大好きな野菜。日照量が多いほどよく育ち、たくさん収穫できる。
●スタート:苗から ●栽培日数:約40~45日

土の準備・ウネ立て
植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。 土が馴染んだら、幅60cm×高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。
▼肥料の目安量(1㎡あたり) ・苦土石灰 約150g ・完熟堆肥 約3~4kg ・化成肥料 約150g
苗の植え付け
土づくりを終えたら、株間を50cm程とって穴をあける。 植え付け前にしっかりと苗に水を吸わせておき、ウネ表面よりも2cmほど株元が高くなるように浅く植え付ける。植えた後もしっかりと水を与える。

支柱を立てる
植え付けと同時に、90cm支柱を茎に対して斜めに交差させるように立て、麻ひもでゆるく八の字に固定する。

1週間程度は根にしっかりと水が行き渡るようにしっかりめに水を与え、株が支柱よりも大きく成長してきたら、150cmの本支柱へ切り替える。
仕立て・脇芽かき
ある程度育ったら、一番最初に咲いた花から下の勢い良く出ている2本の側枝を残し、中央の主枝と合わせて3本仕立てにする。
また、残した葉より下の脇芽は摘み取る。
追肥と水やり
植え付けから約3週間後に1回目の追肥を行い、その後は3週間ごとに追肥する。 追肥の仕方:4株あたり化成肥料50g(一握り)を株元にばらまき、軽く土と混ぜる。 水やりは、夕方の涼しい時間にたっぷりと与える(夜間に成長するため)。
余分な枝の選定
成長につれて枝が生い茂ってくると病害虫が発生しやすくなるため、花がついていない枝は積極的に選定する(※最初に仕立てたメインの3本は残すこと)。
収穫
最初の開花後15~25日で実が付き始める。初期にできた実は小さなうち(3cm程度)に収穫することで、株の負担を下げ、収量を上げることができる。 収穫の頃合いは、実の長さが10~12cm(長ナスの場合は18~20cm)程度が適期。実が多くなると株に負担がかかるため、実のついた枝を麻ひもで支柱に結び支えるとよい。
