キュウリの育て方
科目

ウリ科キュウリ属

生育適温

20℃~25℃

特徴

成長が非常に早く、最盛期には一日5cmもツルが伸びる。そのため、整枝や収穫は素早く行うことが大切。

 

作業カレンダー

●スタート:苗から
●栽培日数:約20~25日

栽培STEP
STEP

土の準備・ウネ立て

植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。

土が馴染んだら、幅60cm×高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。



Point

▼肥料の目安量(1㎡あたり)
・苦土石灰 約150g
・完熟堆肥 約2kg
・化成肥料 約150g

STEP

苗の植え付け

土づくりを終えたら、苗を植え付ける。植え時の苗は、本葉が3~4枚出ているもの。

株間を50cm程とってマルチに穴をあけ、植え付け後はたっぷりと水を与える。

STEP

合掌式に支柱を組む

苗をまたいで縦長の屋根を作るように、60cmの幅で2本ずつ210cm支柱を立て、上部で交差させて麻ひもで固定する。
交差した点をつなぐように横に1本支柱を通し、さらに固定する。

苗からツルが伸びていれば、きゅうりネットをかけるかポリ紐を支柱に通す。

STEP

余分なツル・花芽の摘み取り

苗が成長してきたら、下から5~6節目までのツルや花芽は早めに摘み取る。



また、さらに先端のツルは本葉2枚のすぐ上で摘み取り(=摘芯)、株の背丈が210cm支柱の高さ以上にはならないようにする。

STEP

追肥と水やり

最初の収穫後に1回目の追肥を行い、その後は2週間おきに追肥する。
追肥は1株あたり化成肥料40gを株元の土に軽く混ぜ込む。

また、水やりはなるべく早朝にたっぷりと与える(夜間まで水分が多く残っていると、枝だけ余分に伸びてしまう=徒長しやすいため)。

STEP

収穫

開花後7~10日で実が15~20cmにまで育ち、収穫時期を迎える。
株が若いうちは、10cm未満で収穫するとその後長くたくさん収穫できる。