ピーマンの育て方

科目

ナス科トウガラシ属

生育適温

20℃

特徴

枝が折れやすく、実を収穫しないまま実らせていると弱ってくるため、株が若いうちに早めに収穫する。

 

作業カレンダー

●スタート:苗から
●栽培日数:約50~60日


栽培STEP
STEP

土の準備・ウネ立て

植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。

土が馴染んだら、幅60cm×高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。


Point

▼肥料の目安量(1㎡あたり)
・苦土石灰 約150g
・完熟堆肥 約3kg
・化成肥料 約150g

STEP

苗の植え付け

土づくりを終えたら、苗を植え付ける。植え時の苗は、本葉が10~14枚、花が1つ咲き始めているもの。

株間を50cm程とってマルチに1列穴をあけ、植え付け後はたっぷりと水を与える。

STEP

仮支柱を立てる

植付後、90cm支柱を茎に対して斜めに交差させるように立て、麻ひもでゆるく八の字に固定する。
1週間程度は、根にしっかりと水が行き渡るようにしっかりめに水を与える。

STEP

追肥

植付から2週間後に一回目の追肥を行い、その後は2~3週間ごとに追肥する。

追肥は4株あたり約50g(一握り)の化成肥料を、マルチの端をはがして肥料をウネの周囲にばらまき、土と混ぜるように軽く耕してからマルチを戻す。

STEP

仕立て・脇芽かき

ある程度育ったら、一番最初に咲いた花の下から勢いよく出た枝を2本だけ残し、それより下の脇芽は取り除く。
株が大きく成長してきたら、仮支柱から150cmの本支柱へ切り替える。

STEP

収穫

開花後20~25日で最初の実がつき始める。
初期にできた実は小さなうちに(3cm程度)収穫することで、株の負荷を下げ、その後の実つきを良く、長く収穫することができる。

最盛期には次々と開花し、約15日で次の実ができる。実が多くなると株が重みで折れやすくなるため、適宜実のなっている枝を麻ひもで支柱に結んでささえるとよい。