ソラマメの育て方

科目

マメ科ソラマメ属

生育適温

15℃~20℃

特徴

涼しい気候と保水性のある土壌を好む。連作障害を起こしやすいため、3~4年はマメ科の野菜を育てていない土地を選ぶ必要がある。また、肥料は控え目にする。

 

作業カレンダー

●スタート:種から
●栽培日数:約160~170日

栽培STEP
STEP

土の準備・ウネ立て

種まきの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。

土が馴染んだら、幅50cm程度、高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。


Point

▼肥料の目安量(1㎡あたり)
・苦土石灰 約150g
・完熟堆肥 約2kg
・化成肥料 約50g ←少な目に!

STEP

種まき(点まき)

土づくりを終えたら種をまく。
株間を30cm程とってマルチに穴をあけ、1つの穴に1粒ずつまいていく。
※この際、黒いへその部分「おはぐろ」を下向きにし、頭がやや土から出るくらいに浅くまく。



種をまいたら土が湿る程度に水を与え、その後上からごく薄く土をかける。さらに、鳥の食害を防ぐため、発芽までは上から不織布をベタ掛けしておくとよい。



STEP

整枝・土寄せ

発芽後、春にかけてどんどん成長する。次々と枝分かれして開花が始まってきたら、太く節間のつまった枝を6~8本残して残りを切る

また、同時に株元がやや隠れる程度に土を寄せる。


その後、残した枝が伸びてきたら、枝の節が根本から数えて15~20節程度になるように、適宜切り戻す。
倒れないようにそばに1本支柱を立て、株全体を囲むように麻ひもを回して支柱に結び束ねる。

STEP

追肥

整枝をした後は、追肥として株から少し離れたところに化成肥料25g(1株あたり)を軽く混ぜ込む。

STEP

収穫

開花後30~40日前後でサヤがしっかりと膨らみ、収穫適期となる。
上を向いていたサヤがだんだんと横向きから下向きへと変わり、サヤの背すじが黒褐色になる。


中のマメがしっかり肥大していれば採り時。