
アブラナ科アブラナ属
15℃~20℃
涼しい気候を好み、水はけのよい土壌でよく育つ。高温多湿の環境だと根腐れが起きやすいので注意。
●スタート:苗から ●栽培日数: (夏まき 8月植付)約100~110日 (冬まき 11月植付)約150日 夏まき冬採りの品種が最も多く、育てやすい。

土の準備・ウネ立て
植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。 土が馴染んだら幅60cm×高さ10cm程度でウネを立てておく(マルチは不要)。
▼肥料の目安量(1㎡あたり) ・苦土石灰 約100g ・完熟堆肥 約2kg ・化成肥料 約100g
苗の植え付け
土づくりを終えたら、苗を植え付ける。植え時の苗は、本葉が5~6枚程度のもの。 株間を40cm程とり、やや浅めに植え付けてたっぷりと水を与える。

トンネルづくりと害虫駆除
害虫の被害を受けやすいため、植え付けと同時に防虫ネットで隙間なくトンネルを作る。
特にシンクイムシは芯を食べて成長を止めてしまうため、こまめに被害がないか確認する。

追肥と水やり
追肥は次の2回に分けて、1回あたり化成肥料50g/㎡をウネの肩に軽く混ぜる。
(1) 植え付けから2週間後
(2) 植え付けから4週間後
※成長期に向けて栄養を蓄えておくために、追肥は葉の中心が渦巻き始める「結球(けっきゅう)」が始まる前までに行っておく。
水やりは早朝行い、夕方には地表面が乾いている程度にする。
収穫
手で球を押した時に硬く締まっていれば収穫適期。時期を逃すとひび割れを起こすので注意。
収穫方法は球を横方向に手で押さえ、外葉との間の芯を包丁で切り取る。
※収穫後に残る外葉と根は、害虫や病気を招くため残さず撤去する。