
ヒガンバナ科
20℃前後
耐寒性・耐暑性ともにそこまで強くなく、寒すぎず暑すぎない気候が適している。植え付け前に土づくりをしっかり終えておくことが大切。
●スタート:種球から ●栽培日数:約210日前後

土の準備・ウネ立て
植え付けの2週間以上前に苦土石灰・完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップで20cm以上深くまで耕す。
1週間前までに、土が湿っている時に幅60cm・高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。
▼肥料の目安量(1㎡あたり) ・苦土石灰 約100gg ・完熟堆肥 約2kg ・化成肥料 約30g
苗の植え付け
土づくりを終えたら、株間を15cm・列間を20cmとってウネに3列の穴をあける。
種球は一片ずつばらし、斑点や傷がなくふっくらとしたものを選ぶ(小さすぎるものは省くか、葉ニンニクとして育てる)。

1穴に1片ずつ、芽の出る尖った部分を上向きにし、深さ5~7cmまでまっすぐに差し込んで土を被せる。


わき芽かき
冬を越した頃、草丈が10~15cmの頃に、1株から2本以上の茎が伸びていたらしっかりしたほうを残して摘み取る。 ※地上部を摘み取るだけではまた伸びてくるため、土を軽く掘って、摘み取る側の茎を外側へ剥がすように引き抜く。

花蕾摘み
4~5月下旬になると、とうが立ち花の蕾ができ始めるため、葉の先端くらいまで伸びてきた頃に順次指で折り取る。
収穫
球が十分に膨らみ、茎葉が2/3ほど枯れてくる頃が収穫時期。
株ごと引き抜き、その日中に茎葉を30cm程残して切り、根も切り落として2~3日天日干しにする。
▼長期貯蔵する場合
茎葉を10cm程残して切り取り、束ねるか網袋に入れるなどして風通しのよいところに吊るしておくと長期保存できる。