
サトイモ科
25~30℃
連作障害が出やすいため、3~4年はイモ科を育てていない畑を選ぶ。寒さと乾燥に弱く、夏の暑い時期によく育つ。
●スタート:種イモから ●栽培日数:約140~150日

土の準備・ウネ立て
植え付けの2週間以上前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥・化成肥料を入れ、クワやスコップでよく耕し、2~3日放置して馴染ませる。 土が馴染んだら幅60cm×高さ10cm程度でウネを立て、黒マルチをしておく。 ※マルチをして地熱を上げておくと、事前に種イモの芽出しをする必要がなくなる。
▼肥料の目安量(1㎡あたり) ・苦土石灰 約100g ・完熟堆肥 約2kg ・化成肥料 約100g
種イモの植え付け
土づくりを終えたら、株間30cm程をとってマルチに1列穴をあける。 種イモはふっくらとした傷のないものを選び、白い芽が見えている側(膨らんでいる側)が斜め上になるように、深さ7~8cmで植え付ける。
追肥と土寄せ
追肥と土寄せは2度同時に行い、土寄せのみ収穫前に3度目を行う。
(1) 5月下旬~6月中旬・背丈が30cmの頃
追肥:化成肥料100g/1㎡をウネの片側に溝を作って施す。
土寄せ:肥料を埋め戻すと同時に、茎の白い部分が完全に隠れるように5cm厚さで土を株元に寄せる。
※この時にマルチは撤去する。
(2) 6月下旬~7月上旬・子イモができて芽が出始めた頃
追肥:1回目と反対側に溝を作り、同量の追肥をする。
土寄せ:子イモの芽を埋めるように、1回目と同じ厚さで土を寄せる。
(3) 2回目から2~3週間後
土寄せ:再び子イモの芽が地表に出始めていたら、芽を横向きに倒して2回目と同量の土を被せる。
収穫
8月中旬になりイモが直径2cmくらいに育ったものから、探り掘って収穫できる。
11月頃になると株ごと収穫できる。あらかじめ地上部の葉を刈り落とし、大きく掘り起こして収穫する。